今年の大河ドラマは、薩摩藩の「西郷どん」。その薩摩藩の70戸くらいの小さな地域から、西郷隆盛、大久保利通、大山巌、東郷平八郎など数々の明治の著名人が排出されたそうです。それに一役買っているといわれるのが、”郷中教育”。先生が教える形ではなく、年上の人が年下を教える形の教育方法だそうです。
おおっ!これは、いなりもりの混合保育(異年齢保育)の考え方ではないですか!!
いなりもりでは、年長と年中混合のクラスを作ります。その中で、年長の子が年中の子に教えます。また、そのクラス以外の場でも、年上の子が年下の子をリードします。先生は、子どもの自主性を尊重しつつ、子どもの成長をサポートします。
年長の子が年少の子のジャンプをリード(親子で遊ぼう運動会にて)
同年齢の子どもの間では、同年齢だけに”競う”という意識が出るそうです。しかし、異年齢の場合、1年または2年の経験値の差があるので、子どもは比較的素直に、年齢が高い子どもの言うことを受け入れます。なので、子どもの中で教えあう形ができ、それが自主性につながっていくそうです。
年長の子が年少の子の手を引いてゴールイン(親子で遊ぼう運動会にて)
薩摩の郷中教育で明治の著名人が排出されたように、いなりもりの混合保育で現代の著名人が排出されるか???
中学校や小学校の委員を見ていると、いなりもり卒園生が多いように感じます(個人の感想です)。
《著名人にならなくてもいいですが、自主性が高いといいですね。》